41.嘲笑と残虐なディーボット

小説
主要な登場人物
レイト 
 雷を操れる少年
 年齢は、10歳。じいちゃんの言いつけで王都へと旅立ちながら、 困ってる人を助ける。じいちゃんに言われた通り、正義に生きることを目指して王都に向かっている。

ルアル 
魔法の世界からやってきた魔術師の少女。ピンク色の髪で普段はツインテールにしている。蒼い目(通称 月の目)を持つ。年齢は11歳。レイトとは旅の途中に出会い、一緒に王都を目指すことになる。目的は姉を探すこと。

ロクス
炎を操る少年。赤茶色のツンツンとした髪型をしている。年齢はレイトと同じ10歳ルアルのペンダントを盗んだのが始まり。ひょんなことから一緒に旅をすることに。レイトとは違い、自分が生きるためなら、他人がどうなってもいいと思ってる!

メア村の登場人物
トウロ
メア村の門番をしている。生真面目な性格。

コウウ
メア村の村長。

ディーボット
ダーマ教を布教する教祖ダーマの手下?

ダーマ
ダーマ教を布教するためにきた教祖。

「おい、喧嘩か?よしてくれよ」

体に巻いた鎖かたびらの音を鳴らしながら、レイト達の方へと歩く。村人は皆恐ろしそうに道を開け、その真ん中を堂々と歩いていた。そしてトウロの横に来ると、ディーボットはトウロの肩に馴れ馴れしそうに手を置いた。

「初めての人攫いにしては、うまくやったな。俺の眠薬はよく効いたか?」

トウロは、せめてもの抵抗と言わんばかりに、目を合わせない。

そんなことは百も承知のディーボットは、不適な笑みを浮かべてトウロを笑った。

それに対して、村長がレイトたちの元から立ち上がるとディーボットに怒りだす。

「ディーボット!」

村長は、ディーボットの目前に立つと、強く批判した。

「ワシらに人攫いはできん!貴様のような悪どいことは、誰もやりたくないのじゃ!」

村長は、レイトが強く怒ってくれたことを思い出して反発する。

しかし、その言葉を鬱陶しそうにしながら、左手の小指で左耳穴をほじるディーボット。聞き入る様子などない。明らかに舐め腐った態度を見せる。

「聞いておるのか!頼むからワシらから奪った金品を持って、この村から立ち去ってくれ!」

依然として聞き入る素振りを見せない。耳穴をいじった左小指を離すと、耳くそを払うかのように手を払う。

「おい!聞いておるのか!ディーボッッ!!」

言いかけた途端、ディーボットは左手の裏拳で村長の顔面を強打した。

村長はその場で倒れる。
同時に周りの村人たちが悲鳴を上げた。
トウロもすかさず村長にかけよった。

「村長!!」

倒れた村長を支えようと、トウロはかがみ込む。そして見上げるようにディーボットを見ると、まるで人をバカにするかのように笑っていた。
ディーボットは声を上げる。

「おい、お前ら、勘違いするなよ?」

村人全員に対して、発言する。

「お前たちは、俺たちの道具にすぎない。わかってるか?道具は反乱しない。俺の言う通りに動け。言うことを聞けないなら、このジジイみたくなりたいのか?」

村人みんなが恐怖を感じ、その場で黙ることしかできない。トウロは悔しいといわんばかりに、手を強く握りしめていた。

だが、どうしようもない。
反発しても、すぐに痛い目に遭うだけ。
それを村人達はみんな知っていた。

そんな時にレイトが声を上げた。

「おい!お前!村長に酷いことするな!!」

目の前に縛らられて何もできないレイトをディーボットは見る。

「あん?なんだ…捕まえたのはガキか?お前らガキを捕まえるなんて酷い奴らだなァ!」

そう村人たちに笑いながら言う。
だが、レイトは真剣に怒る。

「聞いてんのか!お前のせいで、村人みんなが嫌な目にあってんだろ!」

それに対して、ディーボットは鬱陶しそうにする。

「ん?だから、どうしたってんだガキ」

「だから、もうやめろって言ってんだ!!」

それを聞いて高笑いする。

「おいおい、なんでお前が俺に命令できるとでも思ってんのか?」

イラついてるレイトは歯を食いしばっていた。
それでも気にせずディーボットは言う。

「そもそも、俺じゃなくて、お前はこの村の人に怒った方がいいんじゃないのか?捕まえたのはここにいる村人たちだぞ?」

それを言われてトウロは、ただ村長を抱えながら、何も言えず、うつむいていた。
だが、レイトは言う。

「違う!お前が簡単に人を傷つけるから、みんな逆らえなくて、こんなことやってんだ!!」

まっすぐとディーボットを睨むとレイトは叫んだ。

「お前がここから去れば、こんな悪いことは起きないだろ!!」

周りの村人は、レイトが真剣に話す姿を見て、申し訳なさそうにしていた。
それ反して、ディーボットは、少し不機嫌になる。

「はぁ、ガキの戯言を聞くもんじゃない」

そう言ってレイトから視線を離すと、隣にいるルアルをじっくり見た。
そしてディーボットはニヤリと笑う。

「おいおい、いるじゃねえか。需要のありそうなやつがよ」

ディーボットが、より近くで見るために、ルアルの目の前に座り込む。ルアルは不機嫌そうに顔を背ける。

「おい!ルアルに近づくな!!」

レイトの叫びを無視して、ディーボットは、右手でルアルの顎を掴んで、しっかり見えるように持ち上げた。

「生意気な顔をしてやがるが、なかなか良い顔だなだなこりゃ」

ルアルは不快そうにしている。
そんな面を見てもディーボットは気にせず、立ち上がると、村人に言う。

「こいつを連れて行く。お前らよかったな。役に立ったぞ」

村人達は、何も言わない。
ただ黙ることしかできなかった。
このままでは、ルアルが連れて行かれる。そう思ったレイトは、ディーボットに声をあげようとする。
だが、先に声を上げた者がいた。

それは。

「どういうことだ!!」

ロクスだった。
どうやら今、目を覚ましたようだ。

「なんで縛られてんだ!!」

ロクスは叫ぶと周りの村人を睨みつける。

「テメェらか!?俺をこんなことしたのは!?」

紐で縛られた体をジタバタさせながら叫ぶ。

それを聞いて、ディーボットはため息を着くと、ロクスの元へと歩く。

そして前に立つとロクスを見下ろした。
それに対してロクスも睨み上げる。

「なんだテメェ!」

「いやぁ、ガキどもが鬱陶しいと思ってよ」

ディーボットは、右足に履いてある先の尖った革靴を、地面に突き立てる。すると、いきなりロクスの顎目掛けて、蹴り上げた。

「ッ!!」

手も足も使えないロクスは、防ぐこともできずに顎へと直撃、そのまま背に倒れる。

それを見ていたレイトとルアルは、隣で目を丸くして思わず叫んだ。

「ロクス!!」

顎を蹴られて、動けない状態になったロクスを見てディーボットは、笑った。

「よし、これで静かになった」

それに対して、レイトは怒る。

「ロクスに、なにするんだ!!」

ディーボットは、レイトを見る。

「ああ、うるさいガキがもう1人いたな」

ため息混じり呟くと、レイトの目前に立つ。
そして右足を挙げると、レイトの顔面を強く踏みつけた。

「ぐっ!!」

「こういうガキは、一回痛い目みないとな」

踏まれたレイトの鼻から血が飛び散った。
それを見て、ディーボットは叫ぶ。

「おら、もっかい喚いてみろ!」

何度もレイトの顔面を踏みつける。
そこには、どこか快楽を得ているのか、楽しそうに踏み続ける。それでも、レイトは倒れず、必死に耐える。

「っ…!…俺は…お前を…絶対に許さない…!!」

そう発言するも、何度も何度も踏まれ続けられるレイトに対して、笑いながらディーボットは答えた。

「じゃあ、一生痛い目見てろ!!」

レイトは、鼻血を流しながら、ゼーゼーと呼吸が混じる。
だが、それでもディーボットを睨みつけた。
そんな生意気な態度を見て、ディーボットは、より一層、足を上げて、踏みつけようとする。

だが、ルアルが叫んだ。

「もうやめて!!」

突然の叫びに、全員がルアルへと視線が集まる。


いやー仕事辛い。
もう辞めたい…

小説もっと更新頻度上げたいけど、みんなどうしてそんな書けんの…

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