主要な登場人物
レイト
雷を操れる少年
年齢は、10歳。じいちゃんの言いつけで王都へと旅立ちながら、 困ってる人を助ける。じいちゃんに言われた通り、正義に生きることを目指して王都に向かっている。
ルアル
魔法の世界からやってきた魔術師の少女。ピンク色の髪で普段はツインテールにしている。蒼い目(通称 月の目)を持つ。年齢は11歳。レイトとは旅の途中に出会い、一緒に王都を目指すことになる。目的は姉を探すこと。
ロクス
炎を操る少年。赤茶色のツンツンとした髪型をしている。年齢はレイトと同じ10歳ルアルのペンダントを盗んだのが始まり。ひょんなことから一緒に旅をすることに。レイトとは違い、自分が生きるためなら、他人がどうなってもいいと思ってる!
メア村の登場人物
トウロ
メア村の門番をしている。生真面目な性格。
コウウ
メア村の村長。
ディーボット
ダーマ教を布教する教祖ダーマの手下
子供すら容赦なく手を出す非道。
人が苦しむ姿が好き。
ダーマ
ダーマ教を布教するためにきた教祖。
炎の魔術「サンクトニグス」を使う。
「ロクスっ!!」
レイトは、咄嗟にロクスを押し倒した。
「…っ!?」
そのまま倒れ込んだロクスは何が起きたかわからず、レイト見て怒り出す。
「なにすんだ!!」
だが、すぐさま目前を見て状況を理解した。ディーボットの持っていた大剣が地面に突き刺さっている。
「…おしィ、もう少しで生意気なガキの頭をカチ割れたのによォ〜!!」
見下しながら、剣を引っ張り出すと、次は横薙ぎに振るう。
「‥っ!!」
レイトとロクスは、四つん這いのまま、2人並んで後ろへ飛び出した。
横薙ぎは、ギリギリ当たらずに避けることができた。2人は、すぐさま体制を立て直すため、立ち上がると、レイトは背から剣を引き抜いて構える。横でロクスは拳を構えた。
「お前!不意打ちなんて、せこいぞ!」
「テメェ!騙しやがったな!」
レイトとロクスが声を上げると、ディーボットは鼻で笑う。
「こういうのは、騙される方が悪いんだぞ?」
嘲笑する姿に、ロクスが激怒する。
「絶対に許さない!!」
ロクスは、右手で火球を作り出すと、そのままディーボットへと投げ飛ばした。
「くらえ!!」
だが、それを待っていたと言わんばかりに、ディーボットは笑うと高価そうな盾を構える。
火球が盾に直撃すると、まるで蒸発するかのように消えた。
ロクスは、目を丸くする。
レイトも驚きながら見ているとディーボットは話し出した。
「やっぱりな…あの魔術が使える小娘の味方なら、お前らも魔術が使えて当然だよな」
悔しそうに顔を歪めるロクス、横でレイトが指を差して言う。
「それはなんだ!」
ディーボットは、盾を見せつけるように腕を上げた。
「これは…封魔の盾だ。昔雇われた貴族の家からくすねてきたやつなんだが……魔術を無効化することができるらしい」
装飾のある高価そうな盾。
それをなぜディーボットが持っていたのか、レイトたちは理解することができた。
「大戦争があった大昔の時代に作られたらしいが……そんなことはどうでもいいか」
片手で握る大剣の剣先向けると、ディーボットは言う。
「…つまり、俺には魔術は効かないってことだからな!」
発言と同時に、大きく地面を蹴って駆け寄ると大剣を、レイトの首目掛けて振るう
「っ!!」
レイトは自身の剣で受け止める。
「くっ…!!」
重い。
剣の大きさとディーボットの力強さ、それらが合わさって、子供のレイトには耐えらない力となっている。
「オラァ!」
そのまま、横に振り抜くと、レイトも一緒に吹き飛ばされた。
ロクスは、吹き飛ばされるレイトを横目に、すかさずディーボットの空いた懐へ拳を叩きつけようとする。
だが、長身のディーボットの足がロクスのみぞおちを蹴り付けた。
「がはっ…!!」
蹴り飛ばされて、真後ろの木にぶつかると、そのまま座り込むようにうずくまった。
ロクスは、肺の空気が吐き出されて呼吸がうまくできない。
かろうじて前を見ると、すかさずディーボットは駆け寄って剣を高く振り上げた。
「死ねェ!!」
歓喜混じる叫び声は、まるで殺すことを楽しみにしている子供のようだ。
剣を斜めに振り下ろされるが、ロクスはなんとか歯を食いしばって左に飛び出した。
後ろでズバン!と音を立てる。
すると、背後にあった木が切断され、崩れるように倒れた。
レイトとロクスは唾を飲んだ。
ディーボットは、振り向きざまに言う。
「なにも魔術を使えるのはお前らだけじゃないんだぞ…?」
ディーボットの圧倒的な力は本物だ。
「かかってこいよ?2人同時に相手してやる」
その挑発と共に、レイトとロクスは、立ち上がる。そして覚悟を決め直すように力を込め直し、ディーボットへと立ち向かう。
遅くなりました。
これから本格的にバトルしていきます。

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